STAFF / スタッフ紹介

工場長代理
田中 昇
NOBORU TANAKA

やってきた経験すべてが財産

ー整備の仕事をはじめたきっかけは?

手に職をつけるために高山市の自動車整備学校を卒業後、外車専門のディーラーで働きはじめたのが18歳のとき。当時はとにかく技術を覚えるのに必死で、分からないことは上司や先輩に聞いてはトライアンドエラーを繰り返す日々でした。
19歳のとき、イギリスのロータスヨーロッパという高級車のエンジン修理を担当させてもらい、車にとって心臓部分でもあるエンジンを焼いてしまうという大きな失敗をしたことがあります。もう50年も前のことですが、今でも忘れられない最大の失敗でもあり貴重な経験でもあり、人生の財産ともなっています。

それから自動車にまつわるあらゆることは必死に研究しながら車の専門知識や技術力を身につけてきました。知識や技術だけでなく体力が必要でもある整備の仕事は、定年をとっくに過ぎた今、正直言って身体のあちこちが痛くても(笑)今までの経験を生かしたいと、整備の仕事を続けています。

田中 昇1
田中 昇2

自動車整備ひとすじ50年の経験で
最高の仕事をする

ー働くうえで大切にしていることは?

多いときで一日7台以上の車を整備していますが、どんなに小さな仕事でも手を抜かずに最高の仕事をすると決めています。いかに丁寧に早くこなせるか。車と向き合ってきた経験と勘で直していくのは、50年の年月で培った経験だからこそ出来ることですが、確認作業はどんなに忙しくても絶対に手を抜きません。

昔ながらの機械式の車と違ってテクノロジーが発展した現代は、コンピューター制御によって動いているものも多く、整備歴50年の私でも苦戦しながらも日々勉強の毎日です。常にお客さんが安心して車に乗れるように心掛けながら整備しています。
気持ちを込めているからこそ大切に乗ってほしいですね。

学ぶ環境が整っていることは
やる気がある人にとって最高の場所

ーこれからの若い世代に求める働き方は?

整備士は好きじゃないと続かない仕事かもしれません。マニュアルには書いてないことの連続で、トライアンドエラーを繰り返します。
この世界に入った以上は暑い、寒いが当たり前の環境だからこそ、そこで培ったノウハウや経験は人生の財産ともなる。だからこそ楽しく学んでほしいと感じています。

私は友人から譲り受けた車を修理しながら大切に乗っていますが、自分で整備しながら乗るのも楽しいですよ。車はいつか走れなくなるもの。車を買い換えるのが当たり前となった現代だからこそ、まだまだ乗れる車の命を自分の技術で生かしていきたいと思っています。若い世代にもそういった楽しみも見つけてほしいです。

田中 昇3
  • チェッカーオート
  • チェッカーオート
グー
カーセンサー
電話でのお問い合わせ
メールでのお問い合わせ